GW上り便ピーク 観光客らでUターン混雑 奄美空港

2025年05月06日

社会・経済 

混雑する奄美空港の出発ロビー=5日、奄美市笠利町

ゴールデンウイーク(GW)期間中の5日、奄美市笠利町の奄美空港では連休を行楽地で過ごした観光客や見送りの人々で混雑した。JALグループによれば、上り便予約はこの日がピーク(4月18日時点)。航空会社の搭乗手続きカウンターではレジャー用品やスーツケース、土産物を手に抱えた人で込み合った。GWは6日、最終日を迎える。

 

航空会社カウンターの空港グランドスタッフによれば、この日の奄美空港発の午後の便はいずれもほぼ満席。空港2階の出発ロビーでは友人や家族らが記念撮影や握手をし、手を振り別れを惜しむ姿が見られた。

 

埼玉県から訪れていた20代の女性は「東洋のガラパゴスと呼ばれる奄美に興味があり、2泊3日で初めて奄美大島に来た。ナイトツアーでハブやアマミノクロウサギを見られて良かった。バスに乗って瀬戸内町まで行きゆったりとした時間を過ごせた。本土と違い奄美の自然はエネルギッシュな印象」と満足した様子。

 

娘家族に会いに3泊4日で訪れたという鹿児島市の50代の女性は「毎年島唄大会に出場している孫を見ることができうれしい。以前は電話で結果を聞いて、今回は入賞したのを見て孫もうれし涙。普段は仕事で忙しい毎日だが、鶏飯や島のお総菜などおいしいものを食べゆっくりできた」と話した。