与論空港に米軍オスプレイ3機着陸 直前に連絡、民間機遅延

2022年11月20日

社会・経済 

与論空港に着陸した米軍輸送機オスプレイ=17日午後3時45分ごろ、与論町(提供写真)

17日午後1時ごろから同4時すぎにかけて、鹿児島県与論町の与論空港に米軍の輸送機オスプレイが延べ3機着陸した。直前に空港側へ連絡があり、民間機2路線4便の発着がおよそ30分~1時間遅れた。空港の運用時間が終わった同日午後5時半現在、最初に着陸した1機が駐機している。

 

県港湾空港課によると、同日午後0時59分、鹿児島空港事務所を通じて与論空港管理事務所へオスプレイが着陸する旨の連絡があり、同1時1分に1機目が着陸した。2機目は同16分に着陸し22分後に離陸、3機目は同4時17分に着陸し54分後に離陸した。

 

日本航空(JAL)がインターネット上で公開している運航状況によると、オスプレイの着陸に伴い、JAL鹿児島│与論往復便で最大54分、琉球エアーコミューター(RAC)那覇│与論往復便で最大35分の出発遅延が生じた。

 

オスプレイの着陸について、事前に空港利用申請は出ていない。自衛隊と米軍が奄美群島などで実施している共同演習「キーン・ソード23」でもオスプレイは展開しているが、与論空港に3機が飛来した経緯について、防衛省九州防衛局は「確認中」としている。

 

与論空港では今年6月18日にも米軍のオスプレイが着陸している。