大島紬×京染、華やかに 2023 美の競演 県奄美パーク

2023年05月16日

社会・経済 

着物の魅力を紹介した「奄美 美の競演」=14日、奄美市笠利町の県奄美パーク

大島紬と京染の和装ファッションショー「2023 奄美 美の競演」(同実行委員会主催)が14日、奄美市笠利町の県奄美パークであった。多彩な柄の大島紬や京染の着物を身にまとったモデルたちがランウェイを歩き、和装の魅力をアピールした。

 

「美の競演」は和装文化の普及と奄美の産業活性化を目的に2004年に始まり15回目。京都府や北海道、中国、韓国でも開催し好評を得ているという。

 

この日は初回のショーを記録したビデオの上映でスタート。京染着物のショーには11人のモデルが登場し、司会者が着物ごとの特徴を紹介。大島紬は4人のモデルが白大島や龍郷柄を着こなし、観衆の目を引いた。

 

大島紬を着て龍郷町から来場した平久美さん(71)は「素晴らしいショーでため息が出た。珍しい龍郷柄などを見て、改めて大島紬の良さを感じた。小物使いも勉強になった」と笑顔を見せた。

 

実行委員会の平塚力也事務局長(63)=京都市=は「実際にモデルが動く姿を見ることで、より着物の魅力が伝わるのでは」と話した。

 

ショーの後には、奄美市名瀬のダンススタジオ「RIZMIC DANCE STUDIO」に通う中高生10人によるステージも披露された。