奄美の魅力、大阪でPR VR体験、八月踊り、食も 群島観光物産協会

2022年03月22日

社会・経済 

奄美の魅力をPRする群島観光物産協会の関係者ら=21日、大阪市

奄美群島観光物産協会は19~21日の3日間、JR大阪駅近くのグランフロント大阪うめきた広場で開かれたテレビ番組の企画イベントに出展した。ひっきりなしに訪れる来場者に自然や文化、食など奄美の魅力をPRした。

 

朝日放送テレビが全国放映している旅行・グルメ番組「朝だ!生です旅サラダ」の企画イベント。全国各地の自治体や海外からも出展があり、それぞれの地域や国が持つ魅力を紹介した。

 

観光物産協会は2ブースを確保。同協会や奄美群島広域事務組合の職員らが大島紬柄の法被に身を包み、観光パンフレットなどを配布しながら、昨年夏に世界自然遺産に登録されたことなどをPRした。専用のゴーグルで奄美の自然や文化、食を映像で楽しめるVR(バーチャル・リアリティー)体験などがあり、来場者を楽しませた。

 

観光物産協会の榮野知美さんらは「場所もよくとにかく来場者が多い。自然遺産登録のことを知らない人もいたが、奄美への関心は高いと感じた」と好感触を得た様子だった。

 

大阪府豊中市から家族4人で来場し、VR体験もした50代男性は「かなり前になるが瀬戸内町のシーカヤックマラソンに出場したことがある。また奄美を訪れたい」と笑顔で話していた。

 

ステージ発表もあり、関西在住の奄美高校卒業生グループが八月踊りを披露したほか、内三千代さんの島唄もあり、会場を盛り上げた。

 

イベント期間中は会場近くのレストランと連携し、タンカンやヤコウガイ、シビ(キハダマグロ)、黒糖など奄美の食材を使った料理も提供された。