女子が優勝、男子は5位 県特別支援学校対抗バスケ 龍郷町の大島特別支援学校

2023年12月21日

社会・経済 

県特別支援学校対抗バスケットボール大会に出場した生徒たち=20日、龍郷町の県立大島特別支援学校

第9回鹿児島県特別支援学校バスケットボール大会(一般社団法人県バスケットボール協会主催)が9日、姶良市のビーラインスポーツパーク姶良体育館であった。奄美からは龍郷町の県立大島特別支援学校(福永憲一校長)のバスケットボール同好会が出場し、他校との合同チームで奮闘した女子が優勝。メンバーは他校との交流を振り返りながら優勝を喜んだ。男子も5位に入る健闘を見せた。

 

大会は2024年に佐賀県で開催される第23回全国障害者スポーツ大会に向けた競技の普及と県選抜選手の発掘が目的。県内から男女計19チームが出場した。

 

大島特別支援学校のバスケ同好会は丸山将実習助手を指導者に、中・高合同で毎週1回活動している。

 

今大会、女子チームは霧島市の県立牧之原特別支援学校と合同で出場し、3試合で全勝して堂々の優勝を飾った。男子は一回戦で今大会優勝チームの鹿児島特別支援学校と対戦し敗れるも、続く2試合では粘り強いディフェンスを発揮。いずれも相手を5点以下に抑え、15チーム中5位の好成績を収めた。

 

女子チームキャプテンの花田紅里さん(18)は高校1年の時から3年連続の大会出場。自身も緊張しやすいタイプながら、リーダーとしてチームメートをまとめた。花田キャプテンは「(合同チームの他校の選手は)その日初めて会ったけどすぐに仲良くなれた。パスもうまくいって、いい試合ができた」と笑顔で話した。

 

男子チームは共に高3の三浦櫂里さん(18)、川畑幸広さん(17)のダブルキャプテン。三浦さんは「優勝で親に恩返しがしたかったが、チームのみんなのおかげで悔いのない試合ができた」と満足気。川畑さんは「最高のチームに恵まれたと思う。来年は決勝戦進出を目標に頑張ってほしい」と後輩たちにエールを送った。