島の魅力をＰＲ　徳之島黒糖焼酎と特産品フェア　鹿児島市で

奄美群島世界自然遺産登録記念イベント「徳之島の黒糖焼酎と特産品フェア」が２７日、鹿児島市のよかど鹿児島本店ビルで始まった。黒糖やパパイアの漬物、グァバジュース、古酒などが並び、島の食の魅力をＰＲした。２８日まで。

 

イベント開催は３年連続４回目。天城町商工会と同町の中村酒造㈱が共同申請した「奄美群島加工品販路拡大支援実証事業補助金」を活用した。

 

会場には、３町役場の協力も得て、徳之島の特産品約１００点が並んだほか、会場内の大スクリーンでは迫力ある闘牛や鮮やかな島の風景も紹介され、来場客の目を引いていた。

 

天城町商工会経営指導員の狩集大さん（４４）は「新型コロナウイルス禍の中での世界自然遺産登録で、島にもやっと観光客が訪れるようになってきた」とする一方、「当初想定されていた半分にも満たないのではないか。来るのを待つだけではなく、打って出ることで世界自然遺産をＰＲしていきたい」とも強調した。