新たな機器や技術を体験 デジタルの日に合わせイベント 奄美市

2022年10月03日

社会・経済 

パーソナルロボットの操作体験。人に追従し自動マッピングしたり、目的地へ人を案内することができる=2日、奄美市名瀬

デジタル庁が提唱するデジタルの日(10月2、3日)に合わせ、奄美市名瀬の市民交流センターで2日、奄美市主催のデジタル技術体験イベントが開かれた。市内の携帯ショップやICT(情報通信技術)関連企業などが協力して、デジタル体験やスマートフォン教室を実施。家族連れを中心に78人が来場し、日常生活への浸透が進む新たな技術に触れた。

 

イベントは、市民らがデジタル機器に触れ、使い方や楽しみ方を考えることが目的。▽小型ドローンの操縦▽AI(人工知能)アシスタント搭載のパーソナルロボット活用▽スマートグラス(メガネ型端末)の通信▽オンラインマップの作成▽奄美の風景を楽しむVR動画▽RFID(電子タグ)の活用▽オンライン対戦型eスポーツ-などの体験メニューが用意された。

 

身近な携帯端末のスマホに関する教室では参加者の端末も使用し、マイナンバーカードの申請方法や公金受取口座登録などを解説。デジタル活用相談室も設け、市公式LINE(ライン)やオンライン学習サービスなども紹介した。

 

小型ドローンの操縦を体験した同市名瀬の柳澤国直くん(3)は、落ち着いた様子で操作したが、ドローンは思い通りに飛んでくれず「難しかった」と話した。ホールでは、スクリーンに映し出された大画面で競うeスポーツ体験を開催。実況も交えた白熱の対戦を楽しんだ同市名瀬の元野蒼大くん(6)は「相手が強かった。楽しかった」と、興奮した様子で話した。

 

主催した奄美市デジタル戦略課は「来年以降もイベントを継続していきたい」とした。