設立３０周年の節目祝う　和泊町シルバー人材センター記念式典

和泊町シルバー人材センター（平山和仁理事長）の設立３０周年記念式典は２３日、同町の和泊中学校あかね文化ホールであった。会員や来賓、関係団体など約１００人が出席。同センターの発展に尽力した団体、個人への表彰や記念講演を行い、節目を祝った。

 

同センターは１９９２年３月に設立。「自主・自立・共働・共助」を基本理念に地域に密着した事業を展開し、２０２１年度実績では会員数２８３人、職種１４業種、契約金額は２０年度に続き１億４２００万円を超えた。町内の６０歳以上高齢者数に対し、入会率は１０・３％（県平均２・１％）で県内で最も高い。

 

式典で平山理事長は「これまで積み上げてきた３０年の歴史を受け継ぎ、時代の進運や変化に即応し、遅れを取らないよう、組織の運営と経営にアイデアを生かして取り組んでいく。日々研さんに励み、サービス精神において依頼者や町民に奉仕できる組織としてまい進する覚悟」とあいさつした。

 

センターの発展に尽力した６団体８個人に感謝状を贈呈。永年在籍や功労のあった会員を表彰した。

 

県内のテレビ局で活躍するタレントのタマリさんが記念講演。取材で出会った高齢者とのエピソードなどユーモアを交えて語り、会場を盛り上げた。沖縄県立芸術大学の学生による公演もあった。

 

会員の永年在籍と功労被表彰者は次の通り。（敬称略）

 

▽在籍２０年以上　大勝啓介、島田等、永井一夫、川平健勇、福恵美子▽同１５年以上　田中律子、大城正文、太田稔子、三島修、原野八重子▽功労者　平経利、松井井久也、名越健良、時田勝彦、大里裕