高規格救急車を配備 神事で無事故安全を祈願 天城町

2023年03月31日

社会・経済 

神事で無事故を祈願した新配備の高規格救急車=26日、天城町天城

徳之島地区消防組合天城分遣所(磯野光一所長、隊員13人)は26日、高規格救急車を配備し、同日、安全祈願祭を開いた。町、消防関係者約20人が出席。神事を執り行って無事故と安全運用を祈願した。

 

新車両は2016年度に配備した旧車両の更新で配備。当初は23年度更新の予定だったが、同分遣所は徳之島町北部の救急搬送も対応している関係上、想定よりも走行距離が増加して老朽化が進んでいたため、前倒しで配備した。

 

旧車両に比べ衝突防止など安全性能が向上したほか、ドクターヘリとの連携もよりスムーズになるという。車両価格は約4千万円。

 

徳之島島内の高規格救急車は今回の新車両を含め4台。磯野所長は「一度の出動で最低でも50~60キロは走るため車両への負担が大きい。前倒しで配備してもらえて大変助かる。無事故運用で島民の安全安心を支えたい」と話した。