１１０番の適正利用を　民謡歌手の前田さん、一日署長に　沖永良部署

【沖永良部総局】沖永良部署（吉盛一彦署長）は「１１０番の日」の１０日、知名町中央公民館で同町出身の沖永良部民謡歌手・前田博美さんを一日署長に委嘱し、１１０番通報の適正利用や事件事故防止への協力を呼び掛けるイベントを開いた。

 

吉盛署長から委嘱状を手渡された前田さんは、自己紹介に続いて「１１０番通報は緊急の事件、事故発生を通報する手段。いたずら電話はしないで」などと呼び掛けた。

 

同署の署員と交通安全人形「ゼンちゃん」による腹話術講話では、ゼンちゃんが合言葉を使ったうそ電話詐欺対策を助言した。

 

吉盛署長は管内の事件事故発生数や概要を説明。昨年はうそ電話詐欺が２件発生し、計約１９０万円の被害が出ているとして注意を呼び掛けた。

 

後半は前田さんと前田さんの祖母・綾子さんによるミニライブもあった。

イベント後、前田さんは町内のパトロールやスーパー前での広報チラシ配りに参加した。