「アスリートサミット」初開催 カヌー、島唄ライブで交流 奄美大島
2023年12月22日
スポーツ
米国で創業されたアウトドアブランド「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」を日本で展開するゴールドウイン(東京都、渡辺貴生社長)は21日、契約アスリート同士の交流などを目的とした「アスリートサミット」を奄美大島で実施した。総勢40人が参加し、マングローブカヌーツーリングや島唄ライブなどを通して奄美の自然や文化に触れた。
アスリートサミットは、契約アスリート同士の関係強化や、さまざまな自然環境や文化に理解を深めてもらうことなどを目的に、同社が日本各地で毎年実施している。奄美では初開催で、クライミング、スキー、トレイルランニングなどのアスリート24人と社員16人が参加した。
21日は奄美市住用町の黒潮の森マングローブパークを会場に、トーク会を実施。世界の8千メートル超の山14座のうち13座の登頂に成功した写真家の石川直樹さんと、今年3月にカラコラム山脈への遠征を行ったスノーボーダーの中川伸也さんが登壇し、写真や動画を交えて自身の体験を語った。
この日は同パークに隣接する奄美大島世界遺産センターも訪問。マングローブ林でカヌーツーリングを体験したほか、唄者の里朋樹さんと楠田莉子さんのミニ島唄ライブもあり、奄美の自然や文化を満喫した。
ゴールドウイン社ザ・ノース・フェイス事業部の本武史マネージャーは「地球を遊び場とするアスリートたちは自然への関心が高い。今回で奄美と縁ができたので、次は一般の方も交えた催しも考えたい」と語った。
サミットの期間は20~22日。3日目は龍郷町で奄美大島の伝統染色である泥染めを体験する予定。