プロボクサー吉田選手来島 世界2階級制覇を報告 沖永良部島
2024年01月11日
スポーツ
沖永良部2世の女性プロボクサー吉田実代選手(35)が10日、昨年12月の世界タイトルマッチ勝利報告のため沖永良部島に来島した。沖永良部空港で親戚や後援会の歓迎を受けた吉田選手は「新しいベルトを持って、沖永良部に帰って来られてうれしい。島でたくさん元気をもらってまた頑張りたい」と話した。
吉田選手は父親が知名町出身。現在は米国ニューヨークに拠点を置く。昨年12月に米国サンフランシスコで行われた国際ボクシング連盟(IBF)女子バンタム級タイトルマッチで王者を判定で破り、世界ボクシング機構(WBO)女子スーパーフライ級に続く世界2階級制覇を果たした。今春には防衛戦を予定している。
空港で報道陣の取材に応えた吉田選手は今後について「しっかり防衛し、できれば世界ボクシング協会(WBA)の統一をやりたい」と抱負。島民に向け、「皆さんが温かく、帰るたびに癒やされる。今年また帰ってくるときは、子どもたちをはじめ島民に恩返しできるようなイベントをしたい」と笑顔で話した。
この日吉田選手は和泊、知名両町長を表敬訪問。夜は後援会主催の祝賀会に出席した。