ヤクルトから4位指名 徳之島2世の元山選手
2020年10月28日
スポーツ
26日に行われたプロ野球ドラフト会議で、徳之島2世で東北福祉大学4年の元山飛優選手が東京ヤクルトスワローズから4位で指名された。元山選手の母・博子さん(50)の故郷・徳之島町母間では、親族が朗報を喜びプロの舞台での活躍に期待を寄せている。
元山選手は大阪府東大阪市出身。佐久長聖高校(長野県)時代は1年生夏からレギュラーとなり、1、3年の夏に甲子園出場を果たした。東北福祉大では1年春からベンチ入りし、遊撃手として活躍。2年春には首位打者、打点王の2冠で仙台六大学リーグMVPを獲得。3年時には大学日本代表にも選ばれた。安定した守備力も高く評価され、今ドラフトでは大学球界ナンバーワンのショートと注目されていた。
元山選手の祖父吉井耕さん(84)は26日、妻・智津子さんらとともに、自宅で午後5時から始まったドラフト会議のテレビ中継を見守った。1巡目の指名が終了して中継は終了したものの、その後しばらくして知人から吉報が伝えられ、拍手に沸いたという。
吉井さんは「ドラフト指名の可能性があると聞いていたが、どこの球団になるかは分からなかった。孫がプロ野球選手になったらうれしい。1軍の試合に常時出場できる選手になり、テレビで応援するのを楽しみにしたい」と話した。