パワーリフティング開幕　奄美市の良山が優勝　知名町

特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の公開競技・パワーリフティングが２２日、知名町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなで開幕した。全国各地から１３２選手が出場。初日は成年女子の軽量、重量両階級と、同男子の５９キロ、６６キロ両階級各決勝があり、奄美関係では成年男子６６キロ級に出場した奄美市の良山大知選手（２３）＝奄美パワーチーム＝が初優勝を飾った。大会は２４日まで開催される。

 

開会式で、日本パワーリフティング協会の古城資久会長は「ここに集い、競技を行える事は協会にとっても大変喜ばしい。選手の皆さんは日頃の練習の成果を存分に発揮し、いい記録を出していい戦いをしてほし

い」、県パワーリフティング協会の実島可斉会長（瀬戸内町）は「たくさんの方の協力でやっとこの日を迎える事ができた。選手の皆さんの健闘を祈る」とそれぞれあいさつ。

 

同町の今井力夫町長は「町民を代表して選手、関係者の皆さんを心より歓迎する。奄美群島は日本復帰７０周年という節目。私たちは平和の尊さをかみしめながらこの７０年間過ごしてきたと思う。この記念大会が世界中の人に平和の尊さ、素晴らしさを伝える事のできる大会になれば」と歓迎の言葉を述べた。

 

和泊町出身の歌手、大山百合香さんが国歌を独唱。良山選手が力強く選手宣誓した。

 

大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で３年延期され、「奄美群島日本復帰７０周年記念」を冠した大会となった。沖永良部島には大会に合わせ、選手、スタッフ、役員約１５０人が来島した。奄美群島ではこのほか、１０月８日に天城町でトライアスロン、同１３～１５日に奄美市で相撲の正式２競技が開催される。