上方が総合10連覇 奄美市民体育祭、躍進賞は金久

2018年11月13日

スポーツ

【40代女子100㍍】力走する各地区の選手たち=11日、奄美市名瀬運動公園陸上競技場

【40代女子100㍍】力走する各地区の選手たち=11日、奄美市名瀬運動公園陸上競技場

 第11回奄美市民体育祭(奄美市、市教育委員会主催)は11日、同市名瀬運動公園陸上競技場であった。「晴れわたる 奄美の空のもと 集え 競え 八輪の華!」のスローガンの下、市内8地区の選手たちが地域の名誉を懸けて33種目で熱戦を展開した。総合は上方が10連覇を達成し、躍進賞は金久が獲得。4個の新記録が出た。

 

 今年は青空が広がる絶好のスポーツ日和となった。開会式で朝山毅市長は「平成最後の記憶に残る思い出の大会になることを願う」と奮闘を促した。重田大介さん(住用地区)が力強く選手宣誓した。

 

 女子2人3脚輪くぐりでスタートし、名物の俵運搬リレーや男子むかで競争などが繰り広げられた。応援テントには選手の家族や住民も駆け付けて熱心に声援を送った。

 

 総合優勝の上方地区は全3部門中、少年と一般の2部門を制し、総合2位に52点の大差をつけた。高司順一監督(50)は昨年連覇を阻まれたむかで競争の雪辱を勝因の一つに挙げて「午後最初の種目を勝って意気が上がった。一致団結できた」と笑顔。「各種目で世代交代が進み、選手も自覚を持って練習に取り組んでくれた。10連覇はうれしいが、まだ通過点。来年は11連覇と3部門制覇を目指したい」と語った。

 

 【成績】▽総合 ①上方358点②下方306点③笠利305点④金久302点⑤奄美262点⑥伊津部231点⑦住用144点⑧古見方106点▽躍進賞 金久22点