優勝は壱岐市選抜(長崎) 離島甲子園

2023年08月25日

スポーツ

マウンドに駆け寄り優勝を喜ぶ壱岐市選抜の選手たち=24日、奄美市名瀬の奄美川商球場

国内の離島から25チームが出場した第14回全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)は24日、奄美市名瀬の奄美川商球場で決勝があり、壱岐市選抜(長崎県)が石垣島ぱいーぐるズ(沖縄県)を2─1で破って2013年以来、10年ぶり3度目の優勝を飾った。

 

決勝は壱岐市選抜が二回に先制。三回にも浜田の2塁打などで2点目を加えた。石垣島ぱいーぐるズは四回、1死二、三塁から福地の適時打で1点を返したが、その後は打線がつながらず、壱岐市選抜が1点のリードを守り切って優勝した。

 

◇決勝(奄美川商球場)

石垣島ぱいーぐるズ

0001000─1

011000×─2

壱岐市選抜

(石)高木、横目、前元─新良

(壱)東浜─井本

▽三塁打 井本(壱)▽二塁打 浜田(壱)

 

壱岐市選抜の辻川圭監督(35) 大会中は投手2人がよく投げてくれた。チームは4校の3年生の選抜。4日間しか練習はしていないが、今まで各学校でやってきたことを集まって出せた。出場させてあげられなかった選手もいたが、腐らず与えられた役割を頑張ってくれた。

 

壱岐市選抜の井本康太主将(3年) ピッチャーを中心とした守り勝つ野球ができたところが勝利の要因だと思う。他のチームとの交流も深められたし、普段は別々のチームとして活動する自分たちも、コミュニケーションを取りながら試合に臨めた。奄美に来てさらに仲が深まったと思う。