壱岐市選抜優勝、奄美勢も活躍 離島甲子園閉会式

2023年08月25日

スポーツ

優勝旗やトロフィーを受け取り、笑顔を見せる壱岐市選抜の代表選手たち=24日、奄美市名瀬

奄美群島で初開催された第14回全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)の閉会式は24日、奄美市名瀬の奄美川商球場(市民球場)であった。優勝は壱岐市選抜。奄美勢は瀬戸内町選抜が3位入賞し、優秀選手賞に奄美市選抜(シャリンバイズ)の川口大海(朝日中3年)と瀬戸内町選抜の山田奈々美(古仁屋中3年)が選ばれた。

 

閉会式後、全25チームの主将が集まり記念撮影=24日、奄美市名瀬の奄美川商球場

離島甲子園は、元プロ野球選手の故村田兆治氏が提唱し2005年に始まった。野球を通した島と島との交流や青少年の健全育成などが目的で、今年は奄美群島日本復帰70周年記念事業として奄美大島5市町村が共同開催。全国の離島から25チームが出場し、22日から24日にかけて島内4会場で試合があった。

 

閉会式では結果発表と表彰があり、大会実行委員長の安田壮平奄美市長が壱岐市選抜の代表選手に優勝旗を手渡した。上位入賞チームや個人賞を受賞した選手たちにも主催者から賞状やトロフィー、記念品などが贈られた。

 

元プロ野球選手で現役時代に故村田氏とバッテリーを組んでいた袴田英利氏があいさつし、「みんなの全力プレーが目に焼き付いた。村田兆治さんもきっと、よく頑張ったと言ってくれると思う。どうか全員胸を張って地元に帰ってください」と選手たちの健闘をたたえた。

閉会式後はプロ野球OBチーム「まさかりドリームス」による野球教室もあり、袴田氏、水上善雄氏、川口和久氏、鈴木健氏が講師として参加した。