大島地域は人数、団体数2位 21年度スポーツキャンプ・合宿実績

2022年09月06日

スポーツ

富士通陸上競技部の奄美合宿=21年12月、奄美市の名瀬運動公園陸上競技場

県のまとめによると、2021年度に県内でスポーツキャンプ・合宿を行ったのは延べ6万2692人で、前年度比1万6747人(36・5%)増加した。団体数は前年度に比べ191団体(49・9%)増の574団体。新型コロナウイルスの影響が大きかった前年度から回復が見られたものの、スポーツ振興課は「コロナ禍前の19年度との比較では3~4割程度にとどまる。誘致において依然として厳しい環境だった」と分析している。大島地域の延べ人数は1万5650人(前年度比1308人増)、団体数は112団体(同7団体増)となり、いずれも県内7地域中、大隅地域に次いで2番目に多かった。

 

21年度に県外からスポーツキャンプ・合宿を受け入れた県内自治体は、奄美群島の4市町(奄美市、徳之島町、天城町、知名町)を含む20市町で、コロナ禍前の19年度から10市町村減った。

 

自治体別では、延べ人数、団体数ともに鹿屋市が最多。延べ人数は前年度1位だった奄美市が9524人で県内2位となり、前年度2位だった天城町が5385人で4位だった。平均滞在日数は、サッカーJリーグ所属チームのキャンプが多く行われる鹿児島市が13・6日で最も長く、陸上の社会人(実業団)の合宿が多い天城町が13・3日、奄美市が10・8日で続いた。

 

大島地域の受け入れ状況をみると、団体別では①社会人95団体1万3101人②大学13団体2122人③プロ3団体311人の順に多く、種目別では①陸上競技101団体1万2786人②野球8団体2606人③ゴルフ1団体189人、発地別では①東京都36団体4867人②愛知県8団体1550人③広島県7団体1144人だった。