大島高 センバツ決定 8年ぶり2度目、甲子園

2022年01月28日

スポーツ

2度目の選抜高校野球大会出場が決まり喜ぶ大島高校野球部=1月28日午後、奄美市名瀬の同校

第94回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)の出場32校を決める選考委員会が28日、オンラインであり、奄美市名瀬の県立大島高校が一般選考枠の九州代表に選出された。大島の甲子園出場は2014年春の「21世紀枠」以来、8年ぶり2度目。大会は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3月18日から13日間。組み合わせ抽選会は3月4日、オンライン形式で行われる。

大島は昨年10月の九州大会県予選で決勝に進出して九州大会出場を決め、決勝では鹿児島城西にサヨナラ勝ちして県内離島勢初の優勝を飾った。鹿児島第1代表で臨んだ11月の九州大会では強豪・興南(沖縄)などを下して準優勝。「島から甲子園」を合言葉に自力で夢舞台の切符をつかんだ。

センバツ出場決定の知らせを受け、奄美市の安田壮平市長は「離島のハンデを乗り越えた選抜出場の快挙は、奄美群島民へ元気と希望を与えてくれた。選手の皆さんには日本一の大応援団がついている。先輩から託された甲子園初勝利、さらには結の精神を持って一戦一戦勝ち進み、聖地・甲子園で躍動されることを期待する」と話した。