障がい者スポーツ環境充実へ SON奄美支部設立記念式典 奄美市

2023年04月25日

スポーツ

活動認証状を受け取る奄美大島ライオンズクラブパッソ支部の渡支部会長(左)=23日、奄美市名瀬

知的障がいのある人たちのスポーツ振興や社会参加応援を目的として4月に設立された「スペシャルオリンピックス日本(SON)鹿児島奄美支部」の設立記念式典が23日、奄美市名瀬の集宴会施設であった。同支部へ活動認証状が伝達され、出席者は障がい者のスポーツ環境充実に向け気持ちを新たにした。

 

式典は、SON鹿児島奄美支部の運営母体となる奄美大島ライオンズクラブパッソ支部(渡悦美支部会長)の設立5周年記念も兼ねて開催。同クラブ関係者ら約40人が出席した。

 

渡支部会長は「SON鹿児島奄美支部とパッソ支部が連携し、地域社会への貢献を継続していく決意。多くの人々の笑顔を作り出すために、一層の団結と協力をしていく」とあいさつ。奄美大島ライオンズクラブの窪田光子会長から渡支部会長へ、活動認証状が手渡された。

アスリート(競技参加者)を代表して森山京さん(27)=奄美市名瀬=は「大好きなバドミントンを、皆さんと共に笑顔で頑張りたい」と宣誓した。

 

SON鹿児島奄美支部は今月15、16の両日、奄美市名瀬で「スペシャルオリンピックスプログラム In AMAMI」と題したバドミントンの体験プログラムを初めて開催。今後も毎月2回の実施を継続し、運営体制強化を進めながら、競技種目の拡大や大会開催を目指す。