晴れた奄美の夜空照らす 今年最接近、最大の満月「スーパームーン」

2022年07月15日

自然・気象

 奄美地方が広く高気圧に覆われた13日夜から14日未明にかけて、2022年で最も大きく見える満月「スーパームーン」が各地で観察された。地球の周りを楕円軌道で公転する月が地球に最接近したためで、晴れた奄美の夜空を明るく照らした=写真。

 

国立天文台によると、地球と月の距離は平均約38・4万キロメートルで、公転する月の位置や太陽、地球の引力などによって変わる。今年最も遠かった1月18日の満月は約40・1万キロメートル離れていたのに対し、7月14日の満月は約35・7万キロメートルまで近づいた。

 

今年最も地球に接近した14日午前3時半すぎの満月は、1月と比べて面積が26%大きく見えたらしい。大和村大和浜から眺めた西の空には、きらきらと輝く満月と闇夜に浮かび上がった山の輪郭。川面には反射した街頭と月の明かりが静かに揺らいでいた。