「えらぶの花」再び香港へ 3月に続き販路開拓、催事用で 沖永良部花き専門農協

2021年09月20日

社会・経済 

香港でのイベント展示用に切り花を出荷した沖永良部花き専門農協の組合員ら=18日、和泊町

 【沖永良部総局】沖永良部花き専門農協(三島生康組合長)は19日、海外の販路開拓を推進しようと、香港でのイベント展示用に沖永良部島産の切り花を出荷した。同組合は今年3月にも、販売会などのイベント向けに香港へ花を出荷しており、三島組合長(62)は「海外進出へ向け、今後も一歩ずつ歩を進めていきたい」と意欲を見せている。

 

 今回の出荷は、和泊町や県香港事務所など行政機関、海外輸出を手掛ける民間企業と連携して実施。19日に発送した花はクルクマ160本とソリダゴ200本。在香港日本国総領事館などが主催し、毎年10~11月を中心に香港で日本関連イベントを集中して行う「日本秋祭in香港」の会場で宮崎県産の花とともに展示される予定。

 

 出発式が18日、同農協であり、島内の農家ら7人が参加。三島組合長は香港での販路確立について「採算がとれないと輸出しても意味がない。販路としての手応えはまだまだだが、取り組みを続けていくことが大事だ」などと語った。