ヘリ試乗会に13組40人 天城町・与名間ビーチ

2021年11月01日

社会・経済 

試乗会参加者を乗せ離陸するヘリコプター=31日、天城町与名間

 奄美大島でヘリコプターによる遊覧、チャーター飛行事業を展開しているGrowth Base(崎原大輔代表取締役)=奄美市名瀬=は31日、天城町の与名間ビーチでヘリの試乗会を開催した。親子連れなど13組約40人が遊覧飛行を体験。徳之島指折りのビーチの空からの眺めを堪能した。

 

 同社は「空でつながる、人、まち、未来」を理念に飛行事業を8月から開始。レジャーでの利用の他にも、非常時の人員、物資の輸送や、定期航路がない奄美群島間の移動手段としての利用も目指して事業を展開している。

 

 試乗会は奄美広域中小企業勤労者福祉サービスセンターが主催し、会員限定で有料で開催した。料金は1人5000円。3人1組でヘリに乗り込み、約5分間、与名間ビーチ上空の遊覧飛行を楽しんだ。

 

 試乗した西川彪斗君(犬田布小5年)は「ヘリを近くで見るのも乗るのも初めて。空から見ると海の色の変化がよく分かる。飛行機と違ってゆっくり360度の景色を眺められてとても楽しかった」と満足の笑みを浮かべた。

 

 パイロットの勝山信秀さん(29)は「奄美大島から徳之島へは35分ほどで到着できる。奄美の島々の最大の魅力はやはり海やリーフだが、徳之島は海と山を一望できる点が特長。今後、他の島へ行くのが楽しみ」と笑顔を見せた。

遊覧中のヘリからの展望(参加者提供)