奄美10社が70人と面接 東京で求人企画「大きな手応え」
2019年09月13日
社会・経済
地域情報サイトを営む「しーま」(深田小次郎代表)は8日、東京・台東区で奄美への移住希望者に向けた求人イベント「島でジョブセンバ2019」を開催した。約70人が来場し、参加した地元企業10社から事業内容や待遇などについて説明を受けた。来場者の中には「豊かな自然環境の中で子育てをしたい」という人もいた。
来場者には、ウエルカムドリンクの「ミキ」が配られるなど、イベントは和やかなムードで始まった。奄美市の移住定住誘致担当者が「奄美に住む」をテーマに島暮らしのメリットとデメリットを説明。参加企業は業務内容や求める人物像などを積極的にアピールした。
イベント後半は、各企業のブースで面接も行われた。来場者からは「今すぐに移住・転職は考えていないが、決断の前に情報を幅広く集めたかった」(20代女性)、「メリット・デメリットを明確にした行政の説明に好感を持った」(40代男性)、「給与は東京並みとはいかず、物価も高い。しかし、都会にはない自然あふれる環境で子育てをしたい」(40代夫婦)などの声が聞かれた。
参加した企業の担当者は「島の企業と求職者が直接触れ合える貴重な機会。来場者の熱意に大きな手応えを感じた」と話した。
「しーま」による東京での求人イベントは3回目。今年は10月に大阪でも初めて開催する予定。