二階堂さん「温かい空気がいっぱい」 里さん「方言での演技難しかった」 西郷どんPV

2018年05月21日

芸能・文化

西郷どん・インタビュー・二階堂ふみさん180520蘇 NHK大河ドラマ「西郷どん」で、愛加那を演じる二階堂ふみさんと里千代金役の里アンナさんが20日、報道陣のインタビューに応じた。

 

 ―パブリックビューイングの感想は。

 二階堂 島の人たちの温かい空気が会場いっぱいにありました。ドラマの中の「あげー」という言葉で笑ってくれたので、自分も島の空気に近づいたのかなと感じられてうれしかったです。

 里 奄美の人たちが「西郷どん」の放送を楽しみにしているのを感じました。まさか自分がドラマに出演して、パブリックビューイングの舞台に立つと思ってもいなかったので驚いています。今日は二階堂さんが踊ったり、歌ったりするのを見られてうれしかったです。

 

―方言での演技はいかがでしたか。

 二階堂 沖縄の方言に音が近いと感じたので大変という思いはなかったです。ただ、愛加那さんはこんな言葉をしゃべるのだろうかとか、島で感じることは多くて、東京で台本を読んで用意したものとまったく違うものになりました。

 里 奄美の人として島の言葉での出演でした。慣れ親しんでいるはずの言葉ですが、演技で使うのは難しかったです。大丈夫かなって感じるところもありますが、地元でみんなと一緒に見ることができてうれしいです。

 

―奄美大島、沖永良部島ロケの感想は。

 二階堂 海や大きな空を見て、生き物の声を聞くようなところから入ってきたからこそ、愛加那さんの役をつくっていくことができたと思います。(大和村の)宮古崎は自然のパワーがみなぎっている場所だと思いました。沖永良部島では90歳と97歳のお友達もできました。

 

 ―大島紬の着用は。

 二階堂 初めて着ました。あまみんちゅ(奄美人)として登場することができたかなとうれしく思います。

(聞き手・蘇嘉瑞人)

パブリックビューイングの感想などを語った二階堂さん(上)と里さん=20日、奄美市名瀬

パブリックビューイングの感想などを語った二階堂さん(上)と里さん=20日、奄美市名瀬