人形浄瑠璃 伝統に触れる

2014年07月03日

芸能・文化

子どもたちが伝統芸能に理解を深めた人形浄瑠璃「文楽座」の公演=2日、伊仙町

子どもたちが伝統芸能に理解を深めた人形浄瑠璃「文楽座」の公演=2日、伊仙町

  【徳之島総局】NPO法人人形浄瑠璃「文楽座」(大阪市)の徳之島公演が2日、徳之島、伊仙両町の2会場であった。両町の保育園児や小学生ら計約400人が人形芝居を楽しみ、本格的な伝統芸能の世界に触れた。
 公演は徳之島に特別支援学校の開設を求める会「ひまわり」(窪田初枝会長)などが主催。徳之島の子どもたちに「文楽」を楽しんでもらおうと、文楽座のメンバー5人が来島した。
 伊仙町のほーらい館で同日午後にあった公演には、町内2保育園の園児と伊仙小学校の児童、地域住民ら約350人が来場した。
 舞台は「三番叟」「伊達娘恋緋鹿子」の演目で、太夫の語りと三味線の音色に乗せて生き生きと演じる人形が観客を楽しませた。子どもたちは三味線や人形遣いを体験し、奥深い伝統芸能の魅力に理解を深めた。