きょら活動で漂着ごみ186㌔収集 龍郷町で龍北中と奄美海保
2019年05月24日
子ども・教育
龍郷町の龍北中学校(山縣祥美校長、生徒7人)と奄美海上保安部は23日、同町の嘉渡海岸で漂着ごみを調査する「リサーチきょら活動」を実施した。生徒たちは教諭9人、海保職員4人と共に海岸に流れ着いたごみ186㌔を収集。種類や「国籍」を調査した。
漂着ごみ調査は同校が2001年から取り組む環境学習の一環。約1時間の活動でペットボトルや浮き、サンダルなどのごみが集まった。国籍別では中国製のものが目立った。
生徒代表で2年の山﨑大成さん(13)が「きれいな海を見ると気持ちがいい。これからも海を守っていけるようにできることを考えていきたい」とあいさつ。
2年の藤井菫さん(14)は「地域で清掃活動をしていると聞いていたので少ないかと思ったが埋まったりしているごみもあって案外多かった。少しでも掃除できてよかった。自分の見える範囲でもごみを見つけたら拾うようにしたい」と話した。
調査に先立ち、海上安全教室があり、海保職員が海で遊ぶ際の注意事項や離岸流の危険性について説明した。