思いやりの気持ち育もう 人権の花運動開校式 西阿木名小中

2019年05月22日

子ども・教育

ポットにヒマワリの種を植える児童ら=21日、天城町西阿木名

ポットにヒマワリの種を植える児童ら=21日、天城町西阿木名

 【徳之島総局】天城町立西阿木名小中学校(田川俊一校長、児童生徒23人)で21日、人権の花運動開校式があった。町人権擁護委員ら5人が同校を訪れ、児童生徒へマスコット人形とヒマワリの種を手渡した。子どもたちは今後、校内で協力して花を育て思いやりの気持ちを育む。

 

 式で田川校長は「人権の花運動を通じて結いの心を育て、家族や地域の人に感謝が伝えられる人になってほしい」などとあいさつ。町人権擁護委員の徳田美智代さんから中学3年の橋口怜生さん(14)へヒマワリの種が手渡された。

 

 同委員の友野みどりさんの講話に続き、委員から児童へ法務省の人権イメージキャラクター「人KENまもる君、あゆみちゃん」の人形がプレゼントされた。小学6年の阪野啓太君(11)は「ヒマワリのように元気で明るく、学校生活を送ります。みんなで大事にヒマワリを育てていきたい」とあいさつした。

 

 その後、町立西阿木名幼稚園の園児3人も加えた子どもたち26人は、成長を祈りながらポットに種を植えた。

 

 人権の花運動は小学校を対象にした法務省の啓発運動の一環。太陽に向かって伸びやかに咲く姿から、ヒマワリを「人権の花」に指定している。町内全域で活動展開を図るため、町人権擁護委員は町内7小中学校へヒマワリの種を配布する。