犬田布小、世界ルールで「かくれんぼ」

2018年10月24日

子ども・教育

鬼の隙を突いてマットに飛び込む児童ら=22日、伊仙町の犬田布小

鬼の隙を突いてマットに飛び込む児童ら=22日、伊仙町の犬田布小

 伊仙町立犬田布小学校(別府律子校長、児童83人)で22日、世界大会の規則で行うかくれんぼ体験会があった。講師は世界選手権日本代表選手の高山勝さん(26)。ルール説明を受けて、児童らは外で遊ぶ楽しさをみんなで体感した。

 

 高山さんは2017年9月にイタリアで開かれた世界選手権に出場。世界各国から約80チームが出場する中9位に入った。体験会は知人らと19日から来島していた高山さんへ同校が依頼。高山さんと知人ら8人が同校を訪れた。

 

 世界大会は制限時間内に鬼役に見つからずに、中央のマットにタッチすると得点が入るルール。児童は校庭に設置した長机や跳び箱、テント、車などの陰に隠れ、鬼の隙を突いてマットに飛び込み、普段と違うかくれんぼを楽しんだ。

 

 4年生の田中佳奈さん(9)は「普段はかくれんぼをしないが、鬼に捕まらずに得点できて楽しかった」。高山さんは「かくれんぼを通じ、外遊びや友だちとのコミュニケーションを育む楽しさを知ってほしい」と話していた。