若手農家らがフラワースクール 知名町立田皆小

2018年10月20日

子ども・教育

若手農家とともに、ユリなどの球根の植え付けを行う児童=17日、知名町の田皆小

若手農家とともに、ユリなどの球根の植え付けを行う児童=17日、知名町の田皆小

 知名町の田皆小学校(花峯哲則校長)で17日、花の島沖永良部フラワースクールが開催された。町内の若手農家を講師に、3、4年生13人が沖永良部島で生産されている花について学び、プランターに球根の植え付けも行った。

 

 地元の子どもたちに島で栽培される花の種類や魅力などを知ってもらおうと、JAあまみ青壮年部知名支部(武元直人支部長)が今月から町内の各学校で実施している。

 

 沖永良部島は花の栽培が盛んだが、農家の高齢化や花の需要低下など解決すべき課題も多い。武元支部長は講話で「このままでは沖永良部が花の島と呼べなくなるかも」と指摘した一方、「花を育てると優しい心が生まれる」などと魅力も語り、「日常生活にも地元の花を取り入れてほしい。食卓に飾ると華やかになる」と呼び掛けた。

 

 講話後、児童たちは校庭でテッポウユリとグラジオラス、フリージアの球根の植え付けを体験。4年生の稲泰煌(たいが)君(9)は「花の栽培が日本一の島と知り、すごいと思った。植えた球根に、ちゃんと水をやりたい」と話した。