奄振法延長「しっかり準備」石井国交相が奄美大島視察

名瀬港の整備状況などについて説明を受ける石井国交相(中央手前)=6日、奄美市の名瀬港フェリーターミナル

名瀬港の整備状況などについて説明を受ける石井国交相(中央手前)=6日、奄美市の名瀬港フェリーターミナル

 石井啓一国土交通相は6日、奄美大島の港湾施設や観光施設などを巡回し、同島の視察を終えた。2018年度末で期限を迎える奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)の延長について、石井氏は「奄振審議会が出した意見具申を踏まえ、通常国会に向けしっかりと準備し、(延長に向け)必要な手続きを進めていきたい」と話した。

 

 この日は奄美市の名瀬港フェリーターミナルや奄美群島振興開発基金、奄美海上保安部、マングローブパーク、果樹園など9カ所を視察。関係者から施設の整備状況や課題、昨年の台風被害などについて説明を受けた。

 

 2日間の視察を終え、奄美市笠利町の奄美空港で会見した石井氏は「第1の目的は奄振法延長へ向け、奄美の振興開発の状況を確認すること。インフラ整備や産業振興の現状などが確認できとても有意義だった」とし、「自然にしろ、固有の動植物にしろ魅力ある資源をたくさん持っている。LCC(格安航空会社)の就航などで来島者が増えているが、観光開発や振興という点での潜在能力は高い」と話した。

 

 昨年秋の台風24号で大きな被害を受けた名瀬港の沖防波堤について、石井氏は「1万㌧の重さのケーソンが動いており、とても強い波の威力だったと考えられる。国交省では2次補正予算を活用し、従来より機能を強化した形で、できるだけ早期に復旧できるようにしたい」と述べた。