沖永良部島鳥獣被害防止対協、カラス4年4200羽捕獲へ

対象鳥獣の年間の駆除計画などを決めた沖永良部島鳥獣被害防止対策広域連絡協議会=23日、知名町

対象鳥獣の年間の駆除計画などを決めた沖永良部島鳥獣被害防止対策広域連絡協議会=23日、知名町

 2019年度沖永良部島鳥獣被害防止対策広域連絡協議会は23日、知名町役場会議室であった。20年度の鳥獣捕獲計画など4議案を承認した。新たな鳥獣被害防止計画(20~23年度)は、18年度と比較した23年度の被害額3割軽減を目標に、カラスは4年間で延べ4200羽(和泊1600羽、知名2600羽)の捕獲を予定している。

 

 同協議会は和泊、知名両町が協力して有害鳥獣の駆除に取り組もうと2017年4月に発足。19年度の主な対象鳥獣の捕獲実績は▽カラス801羽(和泊122羽、知名679羽)▽キジ153羽(同10羽、143羽)▽イノシシ39匹(全て知名)│。

 

 20年度はカラス1050羽、キジ450羽、イノシシ50匹の捕獲を計画。カラスは近年、被害の増加や被害区域の拡大状況から生息数の増加が推測される。今後は、両町の猟友会を中心に捕獲従事者の確保・育成を図りながら段階的に捕獲数の増加を目指す方針。

 

 会議では知名町猟友会事務局が被害状況をまとめた資料を提出。「イノシシ、キジの被害は減少傾向。カラスは畜産農家で肥料作物への食害や牛舎内のふん害が見られるほか、ラッカセイ、ドランゴンフルーツ、パパイアなどの食害がある。年間を通じた地道な駆除活動が必要」などと報告した。

 

 和泊町経済課の担当者は「内城校区の野菜農家を中心にカラス、キジの食害が増加傾向。和・国頭集落ではカラスによる家畜飼料の破損被害が多かった」と報告。同町はカラス捕獲箱による買い上げ料の改定(1羽当たり200円を20年度から800円に増額)や研修会などで、被害軽減に取り組むとした。