クルーズ船計画で検討委新設 奄美せとうち観光協会総会

クルーズ船寄港地開発計画をめぐって検討委の新設を決めた奄美せとうち観光協会総会=20日、瀬戸内町古仁屋

クルーズ船寄港地開発計画をめぐって検討委の新設を決めた奄美せとうち観光協会総会=20日、瀬戸内町古仁屋

 奄美せとうち観光協会(松村保宏会長、77事業所)の総会が20日、瀬戸内町商工会館会議室であった。2019年度の事業計画のほか、町側が同町西古見で検討しているクルーズ船寄港地開発計画などについて協議する「瀬戸内町の観光のあり方検討委員会」を協会内に新設することを決めた。設置を提案した同協会会員で「奄美の自然を守る会」の田原敏也代表は「会員の意見を集約して町側へ要望する。18年度中に初会合を開きたい」と述べた。

 

 西古見のクルーズ船寄港地開発計画をめぐっては、町が設置した町内各種団体の代表や学識経験者ら19人で構成する検討協議会の第3回会合が今月2日に町役場であり、米国の大手船社ロイヤル・カリビアングループが計画内容を非公開で説明。計画に反対する奄美の自然を守る会は小型クルーズ船による観光振興策を提案した。

 

 総会で田原代表は、大型クルーズ船誘致による奄美の世界自然遺産登録への影響に懸念を示し、自然環境、観光業への影響を協議し、観光協会の意見をまとめて町の検討協議会へ要望するなど検討委の設置案を提示。「瀬戸内町だけでなく奄美全体の問題。賛成、反対あると思うが一緒に考えたい」と呼び掛けた。

 

  出席者から「(会員で)話し合って答えを出し、発信すべき」「瀬戸内の観光について意見を出し合う機会は必要」と検討委の設置に前向きな声があったほか、大型クルーズ船誘致に「今の時点で賛成、反対というのは怖い」と慎重な意見もあった。

 

 19年度事業計画では、ホームページや加計呂麻島ガイドマップのリニューアル、DVD作成などに取り組む。