未来基金設立準備委員会が発足 地域課題解決活動など支援 沖永良部島

地域課題の解決や島活性化の活動を支えるための基金設立準備委員会を発足させたメンバー=18日、知名町

地域課題の解決や島活性化の活動を支えるための基金設立準備委員会を発足させたメンバー=18日、知名町

 持続可能な島づくりに向けた各種団体の活動を支援する「沖永良部島e―taba(イイタバ)未来基金(仮称)」の設立に向けた準備委員会が18日、発足した。企業や団体、個人からの寄付などで資金を調達。行政や民間企業だけでは行き届かないサービス・仕組みを地域社会に提供するNPOや各種団体に助成し、その活動をサポートする。

 

 島内有志が昨年、研究会を立ち上げ、基金設立に向けた議論、他地域での取り組み調査を進めていた。今年9月に基金の受け皿となる一般財団法人を立ち上げる計画。

 

 人口減少や自然環境の変化など島内の課題が複雑多様化する中、同基金は▽島の自然環境の保全▽島で暮らしたいと思う次世代の育成▽安心して島で子育てができ、教育を受けられる仕組みづくり▽若者が島で働きたいと思える仕事づくり―などに活用する方針。

 

 民間主導で行政とも連携しつつ、違う角度から地域の課題解決や島活性化のための活動を支える狙い。資金調達は寄付のほか、遺贈(遺言による財産寄付)、クラウドファンディング(事業指定寄付)、休眠預金の活用など幅広く行う。

 

 同日は知名町の住吉公民館で会合の後、住吉高倉で発足式。委員には町内のNPOや各種団体の代表者、和泊、知名両町の一部町議ら15人が名を連ねた。

 

 会合では、準備委員会の共同代表に福山大洋和泊町商工会青年部長と清水昭喜知名町商工会青年部長を選出。福山代表は「島の将来の子どもたちのためになるよう取り組みたい。みなさんの協力をお願いしたい」とあいさつした。

 

 今後は毎月委員会を重ね、財団設立に必要な基本財産300万円を寄付(1口3千円×1千人)で募る。今月中に口座も開設する予定。