合宿中の陸上選手らに奄美署が夜光反射材贈呈

2018年01月10日

地域

夜光反射材を受け取る宗監督(右)=9日、奄美警察署

夜光反射材を受け取る宗監督(右)=9日、奄美警察署

 奄美警察署は9日、合宿のため、奄美大島に来島中の日本実業団陸上競技連合の選手らに夜光反射材タスキ30本を贈呈した。宗猛マラソンブロック長(65)=旭化成総監督=は「早朝のトレーニング時に活用したい」と話した。

 同連合の合宿期間は7~16日。男子マラソンの選手25人が奄美市や龍郷町でトレーニングを行う。早朝の市街地を走り込むメニューもあるという。

 宗監督は「走り始めは暗くて危ない。選手たちがドライバーに注意を促し、歩行者に反射材利用を促す存在にもなれば」と語った。

 奄美署によると、昨年管内で発生した人身事故は76件(前年比26件減)で、うち夜間の事故が19件(同1件増)だった。大川隆則署長は「夜間の人身事故は増加傾向にある。夜が長い冬の間は朝や夕方以降は特に注意してほしい」と呼び掛けている。