鹿児島県人世界大会、大会宣言を採択

2018年11月03日

地域

鹿児島との交流に貢献した出身者の表彰もあった公式式典=2日、鹿児島市

鹿児島との交流に貢献した出身者の表彰もあった公式式典=2日、鹿児島市

 国内外の県出身者が一堂に会する「鹿児島県人世界大会」(同実行委員会主催)は最終日の2日、鹿児島市で交流サミットと公式式典があった。人的ネットワークを築いて経済交流や人材育成を目指す大会宣言を採択。インターネット交流サイトを活用した「かごしまKIZUNAプロジェクト」を進めることを決めた。

 

 交流サミットは海外県人会と県内政財界の代表らが意見を交わし、プロジェクトについて協議した。公式式典は約540人が集まり、鹿児島との交流に尽力した3人を表彰した。

 

 プロジェクトは「フェイスブック(FB)」の公式ページを開設する。世界大会の参加者や友人らの登録を促してネットワークを拡大。海外県人会の会長28人に「かごしま絆サポーター」を委嘱し、各地のニュースや取り組み、現地企業の情報などを投稿してもらう。

 

 次世代の交流や経済交流を促すため、▽鹿児島と海外県人会との間の青少年派遣▽留学生や留学経験者のデータベース化▽企業の販路開拓や国際的なビジネス展開の支援―を盛り込んだ。