バレイショ出荷ピーク 収穫急ピッチ 沖永良部島
2025年03月27日
社会・経済

収穫作業に汗を流す農家=26日、知名町
沖永良部島産バレイショ「春のささやき」の出荷がピークを迎えている。先週から晴天が続き、島内のほ場では家族、親戚、従業員らを動員し、急ピッチで作業を進める農家の姿が見られる。
JAあまみの和泊、知名両事業本部によると、今期共販計画は昨年11月の豪雨、その後の寒波、鳥による食害の影響などで下方修正し、和泊4360トン、知名3500トン。進捗(しんちょく)率は両町とも例年より遅れぎみで、和泊5割弱、知名約4割となっている。
価格は全国的な品薄の影響で高値を維持。出荷終了は両事業本部とも5月上旬を目標としている。
26日、父母、息子2人と収穫作業に汗を流していた知名町の清村照悟さん(40)は「昨秋の豪雨後に植えたバレイショの出来はよく、値段もいい」と笑顔。長男・諒平君(12)=下平川小6年=は「収穫作業は毎年少しだけ手伝っている。土を落とすなど地道なところが大変だが、ジャガイモは好き。新ジャガは煮崩れしやすいので、ポテトサラダやコロッケにして食べるのがお勧め」と話した。