奄美大島の海岸にも漂着 目撃情報受け役場確認 喜界島軽石続報

大量の軽石が打ち寄せ、浜に敷き詰められている海岸=12日午後1時ごろ、奄美市名瀬小湊

 喜界島に漂着した大量の軽石に関して12日、奄美大島でも似た漂着物が確認されていることが分かった。各自治体によると、漂着した軽石が見つかっているのは奄美市、龍郷町でいずれも太平洋沿岸。住民から情報提供があり、各役場担当者が現場を確認した。

 

 奄美市名瀬小湊の栄嘉弘区長(67)は11日朝、集落前の海面が灰色に覆われている様子を目撃。不思議に思っていると、12日朝、大きさ10㌢以下の軽石が大量に打ち寄せ、浜に敷き詰められていた。

 

 「喜界島で同じことが起きていると知り、驚いたが(小湊の現象については)ふに落ちた」と栄区長。「軽石はまだ、沖合いから続々と流れ込んでいる様子。大規模な現象のようなので、とりあえず市役所に知らせ、対応を待つしかない」。

 

 12日、奄美大島5市町村に問い合わせたところ、奄美市は笠利町東海岸、龍郷町は戸口で漂着を確認。東シナ海側の大和村、宇検村と瀬戸内町には、軽石漂着の情報は入っていない。同市住用町でも漂着情報はないが、広く太平洋に面しているため、近く役場職員が現地調査を行う。

 

 軽石は10日までに、喜界島の東海岸を中心に漂着、漂流が確認されていた。鹿児島気象台によると、東に約1200㌔離れた小笠原諸島の海底火山・福徳岡ノ場が8月に噴火した影響とみられる。人体への有害性は考えにくいという。

 

 漂着が確認された笠利町、龍郷町の各担当者は「住民の健康や漁業に影響する可能性があれば、対応を検討したい」としている。