ノネコ被害の実態報告/徳之島でシンポ
2017年03月28日
外来ネコ問題研究会(会長・山田文雄森林総合研究所特任研究員)主催のシンポジウム「奄美の自然と〝島んちゅ〟の未来」が26日夜、天城町防災センターであった。生物研究者や獣医師、法律家ら専門家3氏が講演し、野生化したネコ(ノネコ)による希少種の被害の実態を報告。世界自然遺産候補地の奄美大島、徳之島について「猫問題が解決しないと登録されない」と警鐘を鳴らし、猫の適正な飼育の徹底と飼い主の責任の強化を図る条例整備など社会制度の構築を提言した。
地域住民ら約80人が来場。塩野﨑和美氏(奄美野生動物研究所)、長嶺隆氏(NPO法人どうぶつたちの病院沖縄理事長)、諸坂佐利氏(神奈川大学法学部准教授)が講演した。