世界遺産科学委が徳之島視察

2016年12月06日

 

徳之島で現地視察を行った世界自然遺産候補地科学委員会の奄美作業部会=5日、徳之島町

徳之島で現地視察を行った世界自然遺産候補地科学委員会の奄美作業部会=5日、徳之島町

 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島」世界自然遺産候補地科学委員会の奄美作業部会(座長・米田健鹿児島大学名誉教授)は5日、徳之島で現地視察を行った。島内4カ所を巡回して、自然遺産登録への課題とされる猫対策など希少な野生生物の保護の取り組みや、島の南北に分断された森林の現状を確認。米田座長は「地元の協力もあり猫対策は進んでいる」と評価した上で、「島民全体で意識を高く持ち、(遺産登録の)推進に向けて一体となって取り組んでほしい」と述べた。