国内初のマングース対策/環境省奄美自然保護官事務所

2017年04月12日

駆除剤を混ぜた餌を仕掛ける環境省の関係者=11日、大和村

駆除剤を混ぜた餌を仕掛ける環境省の関係者=11日、大和村

 環境省奄美自然保護官事務所は11日、奄美大島に放たれた特定外来生物マングース対策で、薬剤を使った化学的防除試験を開始した。マングースの防除策では国内初。わなや探索犬による捕獲が困難な大和村嶺山地区の約50㌶のエリアで2カ月間、駆除剤を混ぜた餌を仕掛ける。防除事業が進んで残存個体数が減少する中、新たな手法を導入して対策の強化を図る。同事務所の岩本千鶴自然保護官は「最後の1匹まで捕まえることが重要。2022年の完全根絶を目指す」と述べた。

奄美の在来生物の存続を脅かすマングース

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