宇検漁港広場でサシバ観察会

2019年10月13日

越冬してきたサシバを双眼鏡などで観察する参加者(上)と羽をいっぱいに広げ滑空するサシバ=12日、宇検村宇検

越冬してきたサシバを双眼鏡などで観察する参加者(上)と羽をいっぱいに広げ滑空するサシバ=12日、宇検村宇検

 越冬するため本土から南下してくるサシバの観察会が12日、宇検村宇検の漁港広場であった。主催したサシバ愛護会関西~奄美ネットワークの与名正三代表(67)が、サシバの生態などについて参加者に説明した。観察会は14日(午前9時から午後3時)まで。

 

 与名さんは、奄美大島では10月初旬から4月初旬にかけて越冬するサシバが観察できることや、1羽が縄張りとする範囲、食性などを解説した。

 

 観察地点から40~50メートルほどの距離にある電柱などにサシバが飛来してくる場面もあり、参加者を喜ばせた。

 

 宇検集落の川渕哲二さん(72)は「サシバの生態などが知りたくて参加した。今後はもっと興味を持って観察していきたい」と話した。

 

 観察会に合わせて与名さんの作品44点を展示した写真展「越冬地のサシバ」も同村湯湾の元気の出る館で始まった。同展は14日(午前9時から午後5時)まで開催される。