日本一美しい森の番人/アマミイシカワガエル
2016年06月15日
県の天然記念物で、「日本一美しいカエル」といわれるアマミイシカワガエルが今月、龍郷町の奄美自然観察の森に出現し、管理棟横のシイの木のうろに居着いた。日中、うろの入り口から森を見詰めることもあり、手軽で貴重な観察スポットになっている。奄美大島の固有種。普段は渓流付近に生息する。主に夜行性で、昼間は岩の割れ目などで休む。体長は10センチ前後。沖縄産のイシカワガエルより背中の黄色い斑紋が鮮やかだという。2015年、国際自然保護連合のレッドリストに絶滅危惧種として追加された。