湯湾岳で自然観察会
2018年01月04日
NPO法人奄美野鳥の会(鳥飼久裕会長)主催の自然観察会が2日、宇検村と大和村に連なる奄美最高峰の湯湾岳(694・4メートル)であった。家族連れなど24人が参加。登山道沿いの植物の観察を楽しみながら野鳥の声に耳を傾け、奄美の新年の森を満喫した。
参加者は午前10時すぎ、湯湾岳の7合目にある宇検村の湯湾岳公園駐車場を出発。高美喜男副会長らの説明を聞きながら、頂上まで約2時間かけて登った。山道ではユワンツチトリモチなど希少な固有植物の観察や、カラスバトなど野鳥のさえずりも楽しんだ。
友人同士で参加した瀬戸内町蘇刈の穂崎由佳さん(30)は「初めて参加して、思ったより険しかった。頂上から徳之島まで見られて最高です」と笑顔。同町古仁屋の飯干路子さん(49)は「ユワンツチトリモチを見たくて今年で3回目。かわいさがたまらない。知らない木や草、花を教えてもらって勉強になる」と話した。