猫を新しい家族に/奄美市で譲渡会
2018年02月26日
猫の適正飼育を啓発する一般社団法人「奄美猫部」(久野優子部長)は25日、奄美市名瀬の奄美文化センターで猫の譲渡会を開いた。一般市民が保護した猫13匹に対し、里親希望者約20組が面談した。今後は飼育環境などを確認した上で新しい家族を決める。
同団体は猫の保護活動を行っておらず、今回参加したのは猫部に相談を寄せた住民が自費で保護している猫たち。市民への啓発を兼ねた譲渡会は昨年に続き2回目になる。
面会は猫のストレスにも配慮して里親希望者1組ずつ、制限時間を設けて行われた。参加者はそれぞれの猫と対面後、適正な飼育方法や飼い主の心得などの話に耳を傾けた。
奄美市では1月から、マイクロチップ未装着など違反者への罰則規定を盛り込んだ改正飼い猫適正飼養管理条例が施行された。久野部長は「昨年に比べて室内飼育や不妊手術の必要性、条例を知っている人が多かった。市民の理解は進んでいると感じた」と話した。
譲渡会は市まなび・福祉フェスタの参加ブースの一つ。大島高校生がボランティアで協力した。