ルアーで大物バラクーダ 徳之島の釣り人
2018年06月11日
鹿児島県徳之島天城町の太(ふとり)善之さん(52)は5月12日早朝、徳之島空港近くの磯場で156センチ、26・5キロのバラクーダを釣り上げた。今年の初釣行で大物を仕留めた太さんは「バラクーダとしては自己最高サイズ。引きが強くて釣っていて楽しかった」と話した。
久々の釣行となったこの日、午前5時ごろに1人で磯へ繰り出した。ロウニンアジに狙いを定め、ルアーを投げては引いてを繰り返す。開始からおよそ50分で当たった。引きの強さから30キロオーバーのロウニンアジかと思ったが、海面に飛び跳ねた魚影はバラクーダ。「ちょっとがっかり」しつつも、気は抜かず10分ほどで引き寄せた。
ギャフとロープで陸に揚げたものの、釣場は崖の下。同僚を呼び、崖の上まで運ぶのを手伝ってもらった。「4、5キロ程度なら自分でさばけるが、26キロはさすがに厳しい」と太さん。釣果は釣りの先輩にさばいてもらい、数十人分の刺し身に変わったという。
ルアー釣り一筋30年。大物と格闘し続けるため、100キロ以上のバーベルを上げるなど日々の鍛錬を欠かさない。今後の目標は「30キロオーバーのロウニンアジ」と変わらぬ決意を語った。
【太さんの仕掛け】
▽道糸 PE6号▽ハリス リーダー▽餌 ルアー