旅鳥ヤツガシラ 民家を出入り 知名町徳時

2019年02月23日

民家のサクラの木の上で冠羽を開く旅鳥のヤツガシラ=5日、知名町徳時(濱本智明さん撮影)

民家のサクラの木の上で冠羽を開く旅鳥のヤツガシラ=5日、知名町徳時(濱本智明さん撮影)

 旅鳥のヤツガシラ(ヤツガシラ科)が1月中旬から知名町徳時の民家の庭を出入りしている。家主によると、庭にあるサクラの木が「お気に入り」。枝の上で頭の冠羽を開いたり、地面に下りて砂浴びをする姿が見られたという。

 

 成鳥は体長26~28㌢。興奮すると頭にある大きな冠羽を扇のように開く。全国に渡来し、奄美へは旅鳥として春先に訪れることが多い。

 

 濱本智明さん(50)と圭子さん(49)夫婦の1軒屋の庭で主に晴れた日の朝、夕に姿を見せる。圭子さんは「19日も見かけたが最近は雨が多いためか、見かける機会が減った。窓からそっと観察するのが夫婦の最近の楽しみ。できるだけ長くとどまってほしい」と笑顔で話した。

  (沖永良部総局)