シマムニの魅力伝える 小学生から90代まで出演 知名町島唄・島ムニ大会

2025年02月16日

芸能・文化

寸劇や島唄を通して方言の魅力を伝えた知名町島唄・島ムニ大会=15日、同町

知名町の第27回島唄・島ムニ大会(町教育委員会主催)は15日、同町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった。町内11の団体・個人がシマムニ(沖永良部島方言)を使った寸劇や島唄などを披露し、シマムニの魅力や継承の重要性を訴えた。

 

島唄やシマムニの良さを見直し継承する事を目的に、大島地区文化協会連絡協議会が定めた「方言の日(2月18日)」に合わせて毎年開催している。小学生から90代まで幅広い年代が出演した。

 

福山玄太さん(沖永良部高2年)は「ワーウムイ(僕の思い)」と題した作文を朗読。小さい頃から習い続けている琉球舞踊をはじめ、島の伝統芸能、文化を継承していく決意を語った。

 

下平川小3年生はノルウェーの昔話「三匹のやぎのがらがらどん」をモチーフにした寸劇をシマムニで元気よく演じた。田中和夫さん(93)は「クンカラゲーティ(ひっくり返って)」「ワッタブックリ(おなかが張る)」など、あまり使われないシマムニを織り交ぜ、自身の入院経験をコミカルに振り返った。

 

大会に先立ち、第13回知名の子表彰があり、学芸、友情、善行など6部門で努力が認められる小、中学生3団体、25人を表彰した。