タコ嫌いの理由は8本足/町さんがケンムン講話
2017年01月15日
芸能・文化
県立奄美図書館生涯学習講座「あまみならでは学舎」の最終第8回が14日、奄美市名瀬の同図書館であり、瀬戸内町立郷土館学芸員の町健次郎さん(46)=民俗学=が奄美に伝わる妖怪ケンムンがタコを嫌うとされる謎に迫った。魔よけの意味合いを持つ伝統行事が「8」にちなんだ日取りで行われていることや山の神信仰などを踏まえ、町さんは「タコの足が8本あることが理由。日本本土・沖縄に通じた『8』を除災とする思想の隠喩表現ではないか」との見方を示した。