世之主神社で大祭典/御前風や獅子舞奉納も、知名町下城
2018年01月16日
芸能・文化
知名町下城(市来助徳区長、73人)の世之主神社で14日、年1回の大祭典があった。住民ら約70人が集まり集落の繁栄や豊穣(ほうじょう)を祈願した。
世之主は沖永良部島のかつての領主。世之主神社は下城と和泊町内城の2カ所あり、下城は世之主誕生の地とされ、内城は居城跡と伝えられている。
集落の古老によると、神社の御神体は世之主の産湯を沸かすため使われたという三つのかまど石「ウヮマ石」。安産祈願の神社としても知られる。かつては年3回(1、5、9月の13日)の祭典があったが、現在は1月の第2日曜日に大祭典が行われている。
この日は神事に続いて、御前風や獅子舞、みこしを奉納。その後は集落公民館で親睦会を開いた。